VB版からの拡張として、modキーの指定に左Windowsキーをあらわす「#」が追加された。例として「#e」でエクスプローラーが起動する(Win+Eの標準動作)。#自体を送信したい場合は、「+3」とするか、「{#}」とすること。通常は「+3」とするほうが望ましい。
{SHIFT}、{ALT}、{CTRL}、{WIN}は該当するキーをすぐ離してしまうので、同時押しを指定したい場合は+、%、^、#の記号を使用すること。ちなみに、通常の文字を大文字で打つと、SHIFTキーとの同時押しになる。SHIFTなしでキーを指定したい場合は小文字を使用すること(「A」は「+a」と等価)。右Windowsキーの指定方法は{RWIN}のみなので、RWINと何かのキーの同時押しはサポートされない。
最新のSDKに基づき、特殊キー定義はVB版から拡張されている。定義名はVB版で使用できるものに加え、clConstの定義名から「VK_」を取った名前が使用できる。さらに、ブラウザーコントロールキー、メディアコントロールキー、ボリュームコントロールキー、アプリケーションコントロールキーなどの拡張キーが追加されたが、OSによっては動作しない可能性が高い(XPでは動作する可能性がある)。XPマシン上でアプリケーションコントロールのうち、メールキーが機能することは確認したが、この辺の追加機能は基本的に無保証とする。
制限は、Shift、CTRL、Alt、Win以外のキーは同時押しがサポートされない。VB版は()を使用して文字キーの同時押しが出来るが、一部のゲーム以外で使用されることはあまりなさそうだし、キーボードによってはハードウェアレベルで文字キーの同時押しがサポートされていないため、サポートしないことにした。